市の育児支援の利用
自治体の育児支援
お住まいの自治体によって様々だと思いますが、調べたところ「産後ケア」と称して、事業展開しているところが多いみたいですね。
共通するのは
- 母親の体調や育児に不安がある人(医療行為を必要としないこと)
- 家族等から支援が受けられない人
をすべて満たし、その自治体に住んでいるということ。
出産後〜4ヶ月程度までの母子を対象としていることが多いようです。新生児から首がすわるくらいまでの一番大変な時期をサポートしてくれるということですね。
私が利用したのはこんなところ
私の住んでいる自治体では、上記のようなお母さんはもちろんですが、育児で疲れているお母さんが休養できる環境を提供します、という趣旨のサービスがあります。
デイケアのみで食事などは付きませんが、とても安価で産後1年まで利用することができます。
ベッド付きの個室で眠ったり、お風呂に入れたり。また助産師・栄養士・保健士・臨床心理士など専門の方に悩みの相談もできます。休養や相談している間は子どもを預かってもらえます。
私がこれを利用しようと決意したのは、子どもに笑顔を向けるのがツラくなっていたからでした。もちろん実際に育児放棄はしないけど、したらどうなるかな…なんて思ってしまっていたからです。
私は個室利用と、保健士さんに子どもの発達の相談、臨床心理士さんに育児不安を聞いてもらいました。
育児支援を利用して良かったこと
きちんと休むことができた
子どもが生まれて以降、熟睡したことがありません。半年経って夜中に起きることは少なくなったものの、起きる可能性がある以上、ずっと気を張った状態でした。
子どもの気配を一切感じないところで泥のように眠ることができて、すごく頭がすっきりしました。
「自分以外から見た我が子の様子」を聞けた
出産後、ほぼ自分ひとりで子どもの様子を見てきました。
初めてのことなので、この動きは普通なんだろうか?大丈夫なのだろうか?とひとりで悶々と考えて、気分が落ち込む日々。
でも、保育士さんに預かってもらい、様子を聞いたら「おもちゃでテンション上がって大きい声出してましたよ!」「抱っこやおんぶじゃないと眠れないみたいですねー」「まわりがすごく気になるみたいですね。ミルク飲むときに反り返って見てましたよ」etc…。
第三者から様子を聞くことで、「普段と同じだ。気にするような内容ではないんだな」…と、安心することができました。
話を聞いてもらえて心が軽くなった
親族・友人がまったくいない土地に住んでいるので、話し相手がいません。夫も聞き下手です…。
子どもの発達のこと、育児不安や夫の育児への関わり方の不満など、答えが出ない内容が多いので相談というかほとんど愚痴になってしまい申し訳なかったのですが、人に話すことで溜め込んでいた気持ちを吐き出せてすっきりしました。
疲れきってしまう前に利用しよう
産後すぐから利用できたし、存在は知っていたけど、「利用するほどではないよね…」となぜか遠慮していました。今思えば、もっと早くに利用できていたら、ここまでの育児、もう少しリラックスできたんじゃないかなぁと。
頼れるところは最大限に利用して、自分を守らないと子どもにとっても良くないですね。
託児後、戻ってきた子どもに笑顔を向けることができて、そう思いました。