計画無痛分娩 レポ 後半

出産当日 後半の流れ

13:20 麻酔追加。

少し前に感覚が戻ってきたのはわかったが、まだ痛いわけじゃないし耐えられると思っていたら、あっという間に痛みが戻ってきた。追加後はすぐに効くものの、感覚戻ってきたタイミングで追加してもらっていいみたい。

下半身動かせないので、トイレは適宜導尿してもらう。これも痛いらしい?が麻酔効いてるので大丈夫。

13:50

子宮口の開きを確認。急に9cmまで進んでいて、慌てて分娩準備に移る。先生からも奇跡の進み具合!と褒め(?)られた。
まずは一人で連れて行かれて、足カバーをつけたりして準備。そのあと、張りに合わせていきむ練習をする。無痛でも張りは感じると聞くが、私はほとんどわからず。助産師さんがNST見ながらタイミングを教えてくれるのでそれに合わせる。

分娩開始

夫が呼ばれいよいよ分娩開始。練習通り、助産師さんの合図に合わせいきむ。この間も全く痛みは感じない。少し骨盤内?に圧迫感というか違和感くらいの感覚がある程度。痛みを感じないので、呼吸はかなり落ち着いてできていたと思う。ヨガのときに聞いていた、いきむときの姿勢などもゆっくり思い出しながら。陣痛の合間に赤ちゃんの心拍計を眺めていた。いきむときに夫に頭を支えてもらっていたのが、すごく心強かった。
このあたりで麻酔追加。追加前「あれ?まだ痛くない?我慢しなくてもいいよ?」としきりに聞かれていたが、いきむのに必死だったせいかあまり痛みは感じておらず。と、思ったらチョキチョキ音がする。特に断りもなく自然な流れで会陰切られました。このための麻酔追加か…!もちろんまったく痛みなし。

14:36 出産

会陰切開のあと、酸素マスクを付けられ、数回いきんだところでずるっとした感覚。「おめでとうございます」と言われ、目をやると足の向こうに産声を上げる我が子が。
なんて言ったらいいかわからないけど、初めての感情にただただ涙が流れた。泣いている私を見て、夫が「お疲れ」と言いながら頭をなでてくれた。
子どもは少し離れたところに運ばれ計測や処置。夫がいろいろ説明を受けていたらしい。その様子をぼんやり眺めながら、こちらも後産や会陰の縫合などをされていた。これも何かされている、という感覚はあったが痛くない。お腹を押されたのは若干不快感があった。このあたりから強烈な悪寒を感じる。麻酔のせいかと思ったが、下半身だけではなく全身寒かったので出産に伴う出血のせいだろうか。
子どもの処置が一通り終わり、カンガルーケア。私が寒すぎて、胸の上に乗せられた我が子がものすごく温かく感じられた。
子どもが回収され、しばし待機。何回か言っていた気がするが、ようやく寒いということが聞き入れられ、毛布で包んでもらえた。まだ麻酔が効いているので、ベッドに寝たまま部屋に移動。助産師さんからこの後の説明を聞いて、分娩にまつわる作業がひとまず終了。

その後…

17:30頃

夕食。まだ安静にとのことで、ベッドのリクライニングを起こして食べる。結構な量だったが、昼食抜きだったのでぺろり。

その後、麻酔が完全に切れたのか会陰に激痛。だんだん痛くなるというよりは気づいたら痛かった…。

20:30頃

お産から6時間経ったので歩行&トイレ。尿意を感じないのと、会陰が痛くてものすごく怖かったが、麻酔切れた状態での導尿も嫌だったので頑張る。一応、出たので特に処置は無し。

尿意を感じないのはこの後、退院近くまで続き、結構困った。トイレに行きたくなくても、数時間ごとに行くようにしていた。
※先生に聞いたが、特に麻酔のせいというわけではなく、お産のあとこういう状態になる人はいるとのこと

出産直後は疲れたから眠ろうと思っていたが、例にもれずなんだか興奮状態。あととりあえず下が痛い。痛み止め(ロキソニン)もらうが、あまり効かないかもよ〜と言われ、確かにお気持ち程度にしか効かなかった。せっかく久しぶりに仰向けで寝られると思ったのに、痛くて結局横向きで床につく。

***
以上が無痛分娩の当日の記録です。
初産なので普通分娩と比べることはできないし、麻酔や分娩時のトラブルが一切無かったこともありますが、私は無痛分娩で十分、満足のいくお産ができたと思っています。
自分と赤ちゃんの状態を考え、事前にいろいろ調べ、産院の実績や方針も確認して、納得した上で無痛分娩を選択しました。
様々な選択肢が取れる時代です。
これからお産を迎える方が母子ともになるべく安全に、納得のいく方法で、安心してお産に臨める環境が増えていけばいいなぁと思います。